GWは長崎で
介護に役立つアロマ講座でした。
私は、介護者がいらっしゃる
講座では始まる前に、
アロマって
どういうイメージがありますか?
と尋ねます。
介護者さんのリアルな意見
アロマなんか使う時間も
ゆとりもない。
そうだと思います。
毎日、文句を言われ
ご飯を吐き出され、排出物の処理に追われていると、ゆとりなんてありません。
私は
精油じゃなくてもいい。
旦那様が使っていた、ヘアトニック
奥様が愛用していた、香りの粉
蚊取り線香、部屋の消臭剤
なんでもいい。
暮らしの中で一緒に共有していた
香りを取り戻してください。
とお答えしています。
アロマは、香り。
精油は、あくまでその一つ。
出来る人が使えばいいと思います。
香りは記憶とダイレクトに
結びつくもの。
介護を受けている方に
反応があるかは、なんとも言えないけれど、介護をする側はきっと思い出される瞬間があると思います。
笑顔でご飯を出していた奥様
子育てに奮闘していた姿
新聞を読みながらビールを
飲んでいた姿
目の前で
ただ生きているだけと感じることが
ある家族に対して、
少しだけかもしれないけど、
優しくなれる、肩の力が
抜ける時間をサポートしてくれます。
そして、もし精油を使うゆとりが
出来たら、新しい家族の香りを
作ってください。
排出物の香りが記憶にならない
ように。
綺麗事かもしれないけど
私が伝えたい介護のためのアロマは
こういうことです。
祖母を看取った時の香りが
悲しい思い出として私の中にあるからかもしれませんが。
もちろん、精油がサポートする介護についてはしっかりとお伝えします。